聞き間違いとも言うけど、脳内変換なお話を一つ。
18日のことだったか、こんなことがあった。旧市街から橋を渡り始めたら・・・
『橋を渡って向こう側で集合って言うから行ったら、誰も来ないから戻って来たのよ〜』と、ある女性観光客の方が戻って来ながら、私にこうおっしゃった。
私はと言えば、ルツェルンのシンボルの1つでもあるカペル橋の写真を、先ず皆さんに撮っていただいてから、『道路から離れ橋に近い側で(そうしないと、流石の私の声も車の騒音には負けるから)、橋の歴史などなどの説明はしますから』とご案内している。
添乗員さんの中には、とにもかくにも、説明が最初!とおっしゃる方もいる。勿論、私はそれに従うのだけどね。
でも、まぁ、こう言う思い込みが起こらないように、先に説明をしてから・・・と言うのも私には分かる。
お写真のお時間は充分ありますよと言っておいても、説明や話は聞かずに写真を撮られているのを私としては、実は好ましく思ってはいないの。
と言うのも、そう言う方々は、説明を聞いていないんだから、由来が分からず、後から後から私に聞くのだ。勿論、仕事だからお答えはするようにはしているけれど。
話を戻そう。
どこでどう脳内変換されちゃったのかしら?と不思議でしょうがないw
20人程度のグループで、この私の声が届いてないとは不思議www 私の地声は大きいの。
そう。ガイドは、地声が大きく、走るのも速いのよw 地声が大きいのは職業病で(お陰で内緒話が不得意)、走るのが速いのは、仕事が立て込んで来る時の移動の時に役に立つから。
まぁ、その女性は、『向こうまで行っちゃったの〜w』とサバサバと明るく戻ってらして、私が『もう、何度でも説明いたしますわよ〜』と言ったら、『大丈夫、大丈夫』とちょっと照れた様子ではあった。
同じ日に、迷子になってしまった年輩の女性観光客に自分が属しているグループがどこにいるのか?と聞かれた。
私は、↑のちょっとそそっかしいマダムのいらしたグループをお見送りしたばかりだった。
迷子のお客様に、どこのホテルでしたか?と聞くと『分からない』とおっしゃった。そうか・・・分からないかぁ。
難しいよね。知らない土地で、どこをどうって、唯、ついて行くだけで、いきなり先頭がいなくなったら、自分がどの辺りのホテルから出て来たかなんて聞かれてもチンプンカンプンで分からないだろう。ホテルの名前も覚えてらっしゃらなかったけど、この際、市内のどのホテルでもよろしい。
で、どの辺ではぐれました?と聞くと『カペル橋のところでした』とのレス。
その方がおっしゃるには(グループはどうやら30人を超えているらしかった)、『橋の写真を撮っていて、その後自由時間になるとは聞いたような気はするけれど・・・他の人たちについて行っていたつもりが違うグループに紛れてしまったの』だと。
ルツェルンの市内観光は、そのツアーのスケジュールの組み方で、1時間〜2時間と言うところが相場。だから、何時ごろホテルを出たのかと聞いた所、多分、9時だったような気がするとのこと。
そぉかぁ・・・で、この後はどちらへ?と聞いたら、旅のしおりを出されたので見てみたら、マイエンフェルト、つまり、ハイジランドだ。11時に出発とあったので、その女性には、動かずに白鳥の広場で待っているようにとアドバイスをして、後ろ髪を引かれる思いだったけど私は次の仕事があったので移動しなければならなかったから、その方が無事にグループと合流されたのを見届けることは出来なかった。
多分、バス移動の旅でバスの乗下車するのは白鳥の広場って決まっているから、ミートできたと思う。
みんなも人の話は、最後まで聞こうねw それから、分からないことは何でも聞いちゃおう。聞くは一時の恥って言うじゃない?
でも、無理難題はダメよ〜w
29日午前中のカペル橋とピラートス山(他にも写ってるものはあるけどw)。
雨が降ったり止んだりだったけど、思ったより暖かく気温は23℃くらいだった。