ある日のツアーで「ピラートス山ってどこから見えるんですか?」と聞いて来たお客様がいた。
「え?」
ツアーのお客様たちと私は、既にカペル橋を渡り次の旧市庁舎の橋を渡ろうとしていたところだった。
「向こう側(旧市街側を指して)から、一望に出来たんですよ?」
ゼー橋の所で、「ピラートス山とカペル橋と水の塔の入る良いアングルは、ここからですよ〜」とご案内申し上げたんだけど、多分、撮るのに夢中で気付かなかったのかも知れない。
私の地声は大きい。職業病でもある。内緒話が出来なくなってるしw
でも、聞こえない人はいる。聞いてくれない人もいる。
「言って欲しかったなァ!」と大人しめの声だったけれど、彼のお顔はこわばっていた。
最初から、私に色々と質問されたり、話しかけて来る方であった。
幾つものグループのアテンドをして来ていて分かるのは、必ずガイドに密着型と添乗員さんに密着型、つまり、先頭と後尾に付く方々って決まって来るというところ。
彼は、ガイド密着型だった。
でもね、私はそう言った方の個人ガイドでは無いから、色々と気を使うのよ。
つまり、彼とばかり話をしてはいられないってこと。私は、みなさんのガイドな訳。
だから、地声が大きくもなるw 前後を歩かれている方々にも聞こえるように。
さてと、デジカメでだったら、ご自分が撮った画像の確認は出来そうなのに、していなかったのは、カメラをお持ちだったからかしら?(記憶にありません)
ある女性のお客様が「ガイドさん、ちゃんとおっしゃってたわよ〜。ほら、これですよ」とデジカメで撮った画像を再生して見せて下さっていた。
ホントに助かった。
そこで、その男性客は静かになられたけれど、この一件は一例で、他のことに気を取られて肝心なことを聞き逃す方々って多いのよね。みんなと一緒にいれば、間違い無いと思われるのも分かるけれど。
みなさん?添乗員さんやガイドの言っている事は、ちゃんと聞いてね。
きっと役に立つのだし、損はありませんw
添乗員さんのお話は勿論のこと、ジモラーガイドの情報はお聞き逃しなくね♪
> イヤホンガイドでどこに居てもガイドさんの声が聞き取れて
そうそう。これって楽なんですよ〜
怒鳴らなくて済みますからね。
でも・・・ついつい地声になってるかも知れませんって、お客様には警告申し上げるのですw
ボリューム調節は、よろしくねって感じです。
唯ね、(マイクを付けている)私が独り言を言ってるんじゃないか?!と振り向かれることしばしばw 変な外人って?(゚Д゚ノ)ノ
(ちなみに、スイスではこのイアフォンガイドを禁止している地域もあると言う話です。
軍隊の(通信の)話になってしまうけれど、地域によっては(携帯の)アンテナが良好の場所でも通話不可になりますから、その辺の事情かも知れません。
(他の地域もあるけれど)近所では、ピラートス登山鉄道乗車中は通信不可能でした。
ランチレストランの予約でイライラしたことがああって気付いたのです。始めは、「アンテナ立っているのに、なんで?」と素朴に。
(実は、こう言う風に通信不可能になる場所は他にもあるのだけど、普段気付かないだけですね)
でも、頂上からは問題無しでした。
まぁ・・・イアフォンしているからと言って、必ず聞いているとは限らなくて・・・
ちゃんと聞いてた方が自分の為なのにね。
イヤフォンガイドは楽ですよね。人ごみで大きな声を出し続けるのは、地声が大きい人(私もそうなんだけど、ひよさんも?)でも、結構大変ですよね。
でも結局聞いてるか聞いてないかはお客さん次第ですけどね。
> 人ごみで大きな声を出し続けるのは、地声が大きい人(私もそうなんだけど、ひよさんも?)でも、結構大変ですよね。
シーズンの終わりには、喉が枯れますわw
そう。ある意味、イアフォンガイドってお互い(説明する側も聴く側も)快適ですよ。
後は、本当に聴くが聴かないかは、自己責任ですよね。
でも、再三の説明もいたしますけ。その為のご案内ですものねw